3/17に公式発表があったとおり、2015年4月1日より「みおふぉんダイヤル」のサービスが始まります。IIJmioの音声通話プラン利用者専用の通話料半額サービスです。
このサービスはすでに先行して始まっている他社サービスの「楽天でんわ」とほぼ同等の内容です。私は今まで楽天でんわを使用していましたが、IIJmio(のOEM先のBIC SIM)のユーザーなので、4/1からはこのサービスを利用しています。
楽天でんわとの共通点
- 月額基本料は無し。
- 国内通話料が通常の半額の10円/30秒(税別)。
- IP電話ではない(通常の電話回線を使用している)ので音質は通常の電話と同じ。
- 新しく電話番号を作る必要はない。現在の番号で使用できる。
- 相手の電話番号の先頭にプレフィックス番号(0037-691)をつけて発信する方式。
- 自分の電話番号はそのまま相手に表示される。
- 連絡先一覧はデフォルトで入っている電話の連絡先を引き継ぐ。
楽天でんわとの相違点
- みおふぉんダイヤルはIIJの契約者でないと使用できない(が、同時に申し込みも不要)。楽天でんわは誰でも利用できる代わりに事前の申し込みが必要。
- 楽天でんわは国際ローミングに対応している(10円/30秒(非課税))が、みおふぉんダイヤルは非対応。
- みおふぉんダイヤルは通話料の請求元が同じ。
1番目は当然で、2番目は国際通話をする人以外は無関係ですが、3番目は「何それ?」となる方がいると思います。楽天でんわの場合、通話料の請求先は楽天から来ます。当たり前と言えば当たり前なのですが、実際使用していた私的にはちょっと盲点でした。
つまりIIJmioを使用していて楽天電話を使うと、IIJと楽天の両方から請求が来るということです。みおふぉんダイヤルの場合は請求が一本化します。
あと一応楽天でんわはポイントが付くんでしたっけ……。これを目的にしている人を見たことが無いので、あんまり関係ないかな……?とりあえず私は全く気にしたことがありませんでした。
雑感
MVNO(格安SIM業者)界全体に、そもそも通常の電話代が高い(ほとんどが20円/30秒)という弱点があります。なのでこういうアプリを使用してようやく通常の使用に耐えるかな?といった感があります。一方、三大キャリアは足並みをそろえてカケホーダイを標準化しているようで、MVNOとは対照的です。
余談ですが、電話をしょっちゅうするけどMVNOも使用したいという方は、カケホーダイのフィーチャーホン(通称ガラケー)とMVNOのスマートフォンの2台持ちが妥当であるかと思います。