VR用のHMDは沢山のケーブルを使用し、いくつかをPCに接続しなければならないのですが、その接続箇所を一般的なPC筐体後ろ側のバックパネルから前面側のフロントパネルに変更するためのフロントベイアクセサリAK-ICR-30を設置しました。
フロントパネルにUSBコネクタやカードリーダを持ってくるタイプのものは沢山あるのですが、この商品が珍しいのはHDMIコネクタがフロントにあることです。映像出力をPC筐体前面に持ってくる需要はVRでHMDを繋ぐときぐらいにしか生まれないので、調べた限りではこういう仕様になっているのはこの商品だけのようです。
前面にHDMI×1、USB3.0×2があり、それに繋がっているケーブルが3本後ろに伸びています。なお、このベイアクセサリは3.5インチなので
変換マウンタでPC筐体に合う5.25インチに合わせる必要があります。
変換マウンタにネジ止めするとこんな感じになります。
フロントベイに設置したら配線はバックパネル側に出るようにします。
配線に出たコネクタはHDMIはグラフィックボードに、USB3.0はバックパネルに、それぞれ接続します。
これで配線を前に出すことが出来ました。HTC VIVEの接続も問題無く出来ました(言ってみれば単なる延長ケーブルみたいなものなので、当然かもしれませんが)。
なお不満点があるとすれば3.5インチベイを採用していることです。高性能なGPUを要求するVRをやっている時点で必要な機能を持つグラフィックボードも大きなものになるので、必然的にPC筐体は確実にフロントパネルが5.25インチになります。フロントパネルに様々なコネクタを持ってくる製品は山ほどあるので、5.25インチを採用して今デッドスペースになっているところに2~3個くらい追加のコネクタを用意しても良かったと思うのですが……。
“5.25インチを採用して今デッドスペースになっているところに2~3個くらい追加のコネクタを用意しても良かったと思うのですが……。”←ワイは空きスペースに左右2つコンセント増設したお:D(これでリングボックスからの3本ケーブル全てフロントベイ行き..)