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「アクセスするための特権が不足しています」と出て、iTunesが更新・インストールできない

先日AndroidからIPhoneに乗り換えたこともあって、久しぶりにデスクトップPCでiTunesを起動しました。そのため久しぶりに更新をしようとしたのですがエラーになりました。以下はその解決についての文章です。

なお作業環境はOSがWindows7 64bitで、iTunesのバージョンは12.3.1.23です。

エラー

iTunes公式からインストールプログラムをダウンロードして実行すると、

インストールプログラムにはディレクトリC:\ProgramFiles\iTunesにアクセスするための特権が不足しています。インストールを実行できません。Administratorとしてログオンするか、またはシステム管理者に問い合わせて下さい。

上のような文章が現れて更新できませんでした。余談ですが、キャンセルを押すと「操作を元に戻しています」と表示が出て作業をキャンセルするのですが、更新の場合元々のファイルがあるのが悪いのかそこで固まって動かなくなるので、タスクマネージャーから終了するほかなくなります。インストールの場合はちゃんとキャンセルされます。

エラー表記の内容からすると、権限の関係の問題のようです。以下の二つについて試しました。

  1. 自分が使用しているアカウントの権限を調べました。管理者権限がちゃんと付いていました。私一人しか使用していないPCなので当たり前ですが……。
  2. 更新プログラムのexeファイルを右クリックし「管理者として実行」しました。結果は同じでした。

解決

仕方がないので「Administrator権限を持つアカウント」ではなく「Administratorアカウントそのもの」を使ってインストールします。

スタートメニューを開き、コンピュータの所で右クリック。「管理(G)」という項目があるのでそれをクリックします。コンピュータの管理というウィンドウが開くので「システムツール」→「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」と移動します。Administratorという項目があるので右クリックからプロパティを開きます。

「アカウントを無効にする」のチェックを外して、OK(か適用)。Administrator項目で再び右クリックして、今度はパスワードの設定を開きます。任意のパスワードを設定します。

これでAdministratorアカウントが作成されましたので、一度ログオフしてAdministratorでログインします。

後は通常通り、更新プログラムの実行ファイルを起動させて更新・インストールします。

無事インストールされました。なお、右クリックからの「管理者権限で実行」は必要ありませんでした。

再びログオフして最初に使っていたアカウントで再度入りなおします。Adminstratorアカウントを作成した時と同じ要領で同じ画面に戻り、Administratorアカウントを無効にします。これで元通りになりました。

admin:

View Comments (1)

  • こんにちは。
    iPadをリカバリーモードで立ち上げる必要があったものの、まさに「アクセスするための特権が不足しています」と出て、iTunesが更新・インストールできない状況で困っていたところ、このサイトに辿りつきました。情報ありがとうございました。